ドメイン(Domain)とは何か

ドメイン名は、コンピュータネットワークにおいて個々のコンピュータを識別する名称の一部です。ICANNによる一元管理となっており、世界中で絶対に重複しないようになっています。通常、IPアドレスとセットでコンピュータネットワーク上に登録されます。
多くの場合、ドメイン名はその下位に1つまたは複数のホスト名を連ね、またドメイン名それ自身もホスト名です。Domain Name Systemにより、ドメイン名を含むホスト名とIPアドレスとの変換が実行されています。DNSが電話帳、IPアドレスが電話番号、ドメイン名(ホスト名)が名前という関係で、ドメイン名は苗字に相当します。ドメイン名には更に名前をつけることができます。しばしばドメイン名=土地という例が示されることがありますが、IPアドレス=土地、ドメイン名=家屋という考え方が近いです。

ドメインの仕組み

■セカンドレベル登録ドメイン(.comなど)の場合
・ドメイン名 (ドメイン名).com
・ホスト名 (ホスト名).(ドメイン名).com
■サードレベル登録ドメイン(.co.jp)の場合
・ドメイン名 (ドメイン名).co.jp
・ホスト名 (ホスト名).(ドメイン名).co.jp
■人間の名前に例えると
・ドメイン名 鈴木.com
・ホスト名 太郎.鈴木.com

ドメインのルール

ドメイン名は、様々な国、機関により管理されていますが、以下のような共通ルールを持っています。
■ICANNによる管理
・全てのドメイン名は、ICANNの管理下に置かれます。ルートドメイン(ドメインの一番右側の.から右の部分)は、ICANNの承認を受けなければ新たに追加することができませんし、既に存在するルートドメインもICANNの認めた者でなければ管理することができません。
・ICANN→レジストリ→レジストラ→リセラー→登録者という順序でドメイン名は登録を受けます。
■先願主義
・ドメイン名を使用する権利は、一番初めにレジストラに承認され、所定の手続により登録された者に与えられるので、既に使用されているドメイン名の使用を申請しても認められません。もちろん有効期限が経過しても前登録者が更新手続をしなければ、一定の凍結期間(45日程度)を経て、再度申請可能な状態になります。
■権利期間
・ドメイン名は、登録から最低1年(一部2年の場合もある)使用することができます。
・期限を迎える前に予め更新手続を行うことにより、期間を延長することができます。なお、複数年の更新手続を行うことができる場合もあり、この場合、手続日から1年単位で、最大で10年を超えない期間まで手続可能です。
■whois情報の公開
・ドメイン名は登録されると、1.登録者、2.技術担当者、3.支払担当者、4.登録年月日、5.有効期限、6.ネームサーバー、等の情報が、whoisというデータベースに登録され、公開されます。ここには各担当者の氏名、住所(国名含む)、電話番号、電子メールアドレスなどといった個人情報も公開されることになります。最近の個人情報保護意識の高まりから、登録業者によっては業者名義にて登録可能なサービスを提供している場合もあります。偽の情報が登録されている場合もありますが、レジストリやレジストラに発見されると、有効期限内でも使用停止(凍結)や登録抹消され、ドメイン名を使用する権利を失う恐れがあるので注意が必要です。
■商標権者優先
・ドメイン名の登録基本は先願主義ですが、商標権を持つ者が自己の商標と著しく類似又は同一の名称を用いたドメイン名を他人に登録されてしまった場合は、レジストリに対し異議申立手続を行い認められると、現在登録者のドメイン名の権利が剥奪され、商標権を持つ者にドメイン名の権利が変更されます。この制度により商標権者に対しドメインを高額で売りつける詐欺行為が成り立たなくなりました。ただし、絶対認められるという制度ではないので、現在登録者にもその商標を用いたドメイン名を使用する合理的な理由があれば、商標権者優先とならない場合もあります。 ■所有権
・ドメイン名を取得した者=所有者という解釈が存在しますが、公式には登録者となっており、ドメイン名そのものは、個人等によって「所有」されるものではなく、「一定期間独占的に利用を認められたもの」という解釈が正しいです。

レジストラ(Registrar)とは何か

レジストラとはユーザからの要求を受けて、ドメイン名を地域インターネットレジストリに登録を行う業者の総称です。
かつてレジストラが存在しない時代は、ユーザが直接インターネットレジストリにドメインを登録していましたが、レジストラという仲介業者が現れたことによって、誰でもドメインを持つことが容易になりました。日本においては、ドメインの登録・管理サービスのみを提供するレジストラも存在しますが、レンタルサーバ業も兼ねていることが多いです。インターネットへの接続などのサービスを提供するインターネットサービスプロバイダ (ISP) も、多くはレジストラ業務を行っており、ISPを通してもドメイン名の登録・管理が可能です。ドメインの登録・管理費用は、このレジストラによって大きく異なります。多くのレジストラが、複数のccTLD、gTLDをサポートします。日本においては.jpドメインや、.comなどの全世界から登録可能なgTLDを扱う業者が多いです。.jp以外のccTLDを扱う業者は.tvなど地域を問わず登録可能なものを除き少ないです。

日本語ドメイン

日本語ドメイン名とは、国際化ドメイン名(IDN)のうち、日本語(ひらがな、カタカナ、漢字など)によって表現されたドメイン名です。
日本語ドメイン名の普及推進を担っている代表的な組織の1つとして、株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が存在します。JPRSは日本の国別コードトップレベルドメインである.jpを管理するスポンサ組織です。2008年7月時点で日本語ドメイン名に公式対応しているトップレベルドメインには、.jp/.com/.net/.cc/.tv/.bizなどがあります。2008年7月1日時点において、汎用.jpトップレベルドメインの約65万件のうち、約14万件が日本語ドメイン名となっています。日本語ドメイン名の特徴として、ドメイン名に日本語を使用する場合、ローマ字でのドメイン名と比較して日本人にとって読みやすいです。また、本来日本語で表現されるべき言葉がそのままドメイン名にできるという純粋な技術的進歩でもあります。一方で、最近になって日本語ドメイン名が現れるまではドメイン名には英語やローマ字が専ら使われてきた経緯から、日本語ドメイン名に対する馴染みはこれまで薄かったです。

gTLD(generic Top Level Domain)

gTLD(generic Top Level Domain)とは、ジェネリックトップレベルドメイン(ジーティーエルディー)といい、全世界の人々が「○○.com」など、○○に当たる部分を取得できるドメインのことをいいます。

ccTLD

ccTLD(country code Top Level Domain)とは、国や地域ごとに割り当てられたトップレベルドメインのことをいいます。
別名、nTLDとも呼ばれています。日本を表す「.jp」などがccTLDにあたります。

DNS(Domain Name System)

DNS(Domain Name System)とは、インターネットを使った階層的な分散型データベースシステムのことをいいます。1983年に情報科学研究所 (ISI) のポール・モカペトリスとジョン・ポステルにより開発されました。
ホストの識別子を利用者が理解しやすい形式(ドメイン名)とコンピュータが理解しやすい形式(IPアドレス)を対応付けるコンピュータやサーバソフトウェアのことをDNSサーバといいます。

ドメイン関連タグ

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